2025年6月30日時点で1,020MWのプラットフォームの約90%が契約済みで、さらに1,530MWを独占契約下容量から開発中容量に前進
新規施設によりハット8の米国内における地理的フットプリントが多様化し、エネルギー集約型ユースケースにおける見込み顧客からの需要の増大に対応できるようになる
マイアミ発, Aug. 27, 2025 (GLOBE NEWSWIRE) -- 電力、デジタルインフラ、コンピュートを大規模に統合したエネルギーインフラプラットフォームであり、エネルギー集約型の次世代ユースケースを推進しているハット8・コーポレーション (NASDAQ|TSX: HUT)(以下「ハット8」または「同社」) は本日、全米で新たに4施設を開発する計画を発表した。 この事業拡大により、同社は、戦略的なエネルギー市場全体でプラットフォームを拡大・多様化させながら、エネルギー集約型ユースケースからの増大する需要に対応できるようになる。 施設の稼動により、ハット8のプラットフォームは19施設で2.5ギガワットを超える容量を管理する予定である。 今回の拡張に伴い、ハット8は、これらの施設に関連する1,530メガワット (MW) の容量を、「独占契約下容量」から新たなカテゴリー 「開発中容量」へと変更する。
ハット8のCEOであるアッシャー・ジェヌート (Asher Genoot) は次のように述べている。「今回の事業拡大は、ハット8が世界最大級のエネルギー・デジタルインフラプラットフォームへと進化する決定的な一歩となります。」 「1.5ギガワット以上の容量を独占契約下容量から開発中容量へと進めることで、当社のプラットフォームの規模を2倍以上に拡大し、エネルギー集約型ユースケースにおける加速する需要に対応することが可能になります。 今回の事業拡大は、規模を拡大するだけでなく、地理的フットプリントを拡大し、エネルギー需要が最も急速に高まっていると思われる市場で事業機会の獲得を目指すものです。 また、長期的な成長軌道を支える数ギガワット規模のエネルギー供給パイプラインの第一段階を実行したことも重要です」。
拡張施設:1,530MWの開発中容量
拡張施設の規模は、50MWから1,000MWの設備容量までと幅広く、それぞれが近い将来の電力アクセスと、さまざまな先端技術の商業化をサポートする可能性を考慮して選ばれた。 ハット8は、デジタルインフラに対する第一原理的アプローチのもと、見込み顧客との設計と商業化のイニシアチブを積極的に進めている。 必要に応じて、施設には、迅速で資本効率のよい配備と、さまざまな顧客要件をサポートする柔軟性を可能にする次世代アーキテクチャが組み込まれる。 以下に詳述する施設は、独占契約下容量から開発中容量に移行した1,530MWの容量を構成する。
拡張施設 | 州 | 地域送電事業者/ 独立系統運用者 | 設備容量 | |
1 | リバーベンド | ルイジアナ州 | 中部独立系統運用者 (MISO) | 300 MW |
2 | プロジェクト2 | テキサス州 | テキサス州電力信頼性評議会(ERCOT) | 1,000 MW |
3 | プロジェクト3 | テキサス州 | テキサス州電力信頼性評議会(ERCOT) | 180 MW |
4 | プロジェクト4 | イリノイ州 | ペンシルバニア・ニュージャージー・メリーランド・ インターコネクション(PJM) | 50 MW |
合計 | 1,530 MW | |||
開発計画に関する最新情報
ハット8はこの事業拡大の開始に伴い、開発フレームワークに新たなカテゴリー「開発中容量」を追加した。 このカテゴリーは、ハット8が土地および電力に関する最終契約を締結し、施設の設計とインフラ整備を進め、見込み顧客と関わることで、施設の開発および商業化に積極的に投資している、独占契約下容量以降の後期段階のプロジェクトに適用される。 本日発表されたものも含め、このカテゴリーに属するプロジェクトは、稼働後、「管理下容量」に移行する。
ステージ | 説明 | 容量 2025年8月25日現在 |
精査下容量 | 高性能コンピューティングやビットコインマイニングなどの大負荷ユースケース、次世代製造業などの産業用用途、その他のエネルギー集約型技術に対応するための施設。 この段階でハット8は、電力会社、土地所有者、その他の利害関係者と協力して施設の可能性を評価し、電力の利用可能性、インフラの準備状況、ファイバーの接続性、全体的な商業的可能性など、重要な要素を評価する。 | 6,815 MW |
独占契約下容量 | ハット8が、(1)指定された電力および/または土地容量の他者への売却を防止する独占契約、または(2)入札された相互接続契約のいずれかによって、所有権への明確な道筋を確保しており、配備のための電力とインフラを確保するための実行可能な道筋が確認されている施設。 | 1,255 MW |
開発中容量 | ハット8が、土地および/または電力に関する最終契約を締結し、施設の設計とインフラ整備を進め、見込み顧客と関わることで、開発および商業化に積極的に投資している施設。 | 1,530 MW |
管理下容量 | 商業化容量。 | 1,020 MW |
合計 | 10,620 MW | |
投資とパートナーシップ
この事業拡大は、複数の資金源にまたがるオプション性を備えた、厳格な資本戦略によって資金調達される予定である。 2025年8月25日現在、ハット8は現金、ビットコイン、信用、同社のアット・ザ・マーケット(ATM)株式プログラムなど、最大24億ドル (約3,540億1,801万円) の流動性を支える資産と利用可能な資金調達手段を有している。 主な内容は以下のとおり:
- 戦略的準備資産: 2025年8月25日現在、時価約12億ドル (約1,769億7,480万円) の10,278ビットコインを保有しており、担保付融資を通じて余剰流動性能力を確保し、カバード・コール・オプションなどの正方向リスク活動を通じて利回りを生み出すよう積極的に管理できる流動性資産基盤を構築している。
- 非希薄化成長資本:ツープライム (Two Prime) との2億ドル (約294億9,660万円) を上限とする新たなリボルビング・クレジット・ファシリティと、コインベース (Coinbase) との1億3,000万ドル (約191億7,357万円) の増額・再価格設定されたクレジット・ファシリティにより、加重平均資本コスト8.4%で3億3,000万ドル (約486億6,807万円) の流動性が確保される。
- エクイティの柔軟性: 10億ドル (約1,474億7,000万円) のATMエクイティ・プログラムを新設。 2025年8月22日現在、このプログラムの立ち上げに伴い、ハット8は以前のATMプログラムを40%の未使用枠で終了しており、株式発行に対する同社の規律あるアプローチを強調している。 前プログラムの株式は1株当たり平均27.83ドル (約4,104円) で発行され、2025年2月1日から終了までの間に発行されたのは、プログラム総枠の4%に当たる2,110万ドル (約31億1,127万円) にとどまった。
- プロジェクトレベルの資金調達: 特定の顧客プロファイルとカウンターパーティを中心に構成された、データセンター開発に対するプロジェクトレベルの融資を提供する銀行パートナーからの示唆的な関心。
ハット8のアッシャー・ジェヌートCEOは次のように述べている。「当社のバランスシートの強さは、実行リスクを最小限に抑え、見込み顧客に大規模なサービスを提供する能力を示す上で、決定的な差別化要因となっています」。 「その基盤の上に、ATMプログラムの更新とツープライムとの新たな信用枠が、リスク調整後リターンの最大化を目指すなかで、流動性とオプションの幅を拡大します。 これらはともに、規律ある投資、資本効率、長期的な価値創造を支えるバランスシートをさらに強化するものです」。
ハット8について
ハット8は、電力、デジタルインフラ、コンピューティングを大規模に統合するエネルギーインフラプラットフォームであり、次世代の高エネルギー集約型ユースケースを推進している。 同社は、電力優先、イノベーション主導のアプローチで、現在および将来の画期的な技術を支える重要なインフラの開発、商業化、運用を行っている。 同社のプラットフォームは、米国およびカナダの15の施設で管理されている1,020メガワットのエネルギー容量を網羅している。これらは、アルバータ州、ニューヨーク州、テキサス州の5つのビットコインマイニング、ホスティング、およびマネージド・サービス施設のほか、ブリティッシュコロンビア州およびオンタリオ州の5つの高性能コンピューティングデータセンター、オンタリオ州の4つの発電施設、アルバータ州の1つの非稼働施設で構成されている。 詳細については、www.hut8.comにアクセスし、Xで@Hut8Corpをフォローされたい。
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