半導体サプライチェーン・サミット 開催 28カ国から600名超が参加、半導体の信頼できるパートナーシップ構築へ


TAIPEI, Taiwan, Sept. 09, 2025 (GLOBE NEWSWIRE) -- 台湾工業技術研究院(ITRI)は国際半導体製造装置材料協会(SEMI)と共催で「晶鏈ハイレベルフォーラム(半導体サプライチェーン・サミット)」を開催し、28カ国から政・産・学・研の600名以上が参加した。

出席者は、頼清徳総統、行政院政務委員呉誠文、経済部長龔明鑫、SEMIグローバル理事会会長呉田玉、ITRI院長劉文雄、自民党半導体戦略推進議員連盟名誉会長甘利明、台湾積体電路製造(TSMC)執行副総経理兼共同COO秦永沛、さらに海外の要人としてMarek Ženíšek・チェコ科学研究・イノベーション大臣、川合現・日本台湾交流協会副代表、Peter Fatelnig・EU駐日代表部デジタル経済政策公使参事官、包瓊郁・英国在台代表処代表が参加した。20の業界団体が共催し、28カ国から600名超の政・産・学・研関係者が集結。テーマは「グローバル半導体ネットワーク構築」で、信頼できる供給網の強化、AIチップ共創、人材育成と国際交流を通じ、強靱なエコシステムを目指す。

頼総統は、半導体は国家安全と経済発展の要であり、台湾は30年の経験を基盤に不可欠な役割を担うと強調。AI新十大建設に巨額を投じ、量子計算など先端技術を推進し、各国と「実務・開放・互信」の原則で協力し国際分業と人材交流を拡大すると述べた。

会場では、日本自民党の甘利明名誉会長とTSMC魏哲家董事長に「経済部専業章」が授与され、両氏の国際協力と技術革新への貢献が讃えられた。

龔経済部長は「信頼・補完・持続可能」な国際パートナーシップが供給網の安定と革新を支えると述べ、台湾は「台湾に立脚し世界に展開」の戦略で各国と連携を深めると表明。SEMIグローバル理事会会長の呉田玉氏は、台湾の強固な供給網の重要性を指摘し、国際的共創モデル推進を訴えた。劉院長も、産学連携を通じT字型人材を育成し、持続可能な半導体人材エコシステムを築く必要性を強調した。

本フォーラムでは三つの対話が行われ、龔部長は信頼・補完的な協力関係、呉誠文主委はAIチップ共創と南台湾での70社連携、劉院長は国際協力による人材育成を強調した。今回のフォーラムは世界のリーダーが集い、台湾は供給網の安全と韌性を示し「信頼できるグローバルパートナー」としての地位を発信した。

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